配管 / ENGINEERING GUIDE

配管の外径・内径・肉厚:計算前の確認

質量や流速の計算前に、呼び径と実際の寸法を区別しましょう。

呼び径は寸法の名称

DNとNPSは配管サイズを識別する呼びです。その数字をそのままmm単位の外径として入力することはできません。適用する寸法表で実際の外径と肉厚を確認してください。同じ呼びでも、規格や肉厚のスケジュールによって内径が変わる場合があります。

肉厚は両側から差し引く

円形配管には両側に管壁があるため、ID = OD − 2tです。仮に外径100 mm、肉厚10 mmなら内径は80 mmです。この例は特定の標準製品の寸法を示すものではありません。図面上の数字が実径なのか呼びなのかを確認してください。

目的に合う断面積を使う

平均流速には内部断面積πID²/4を、配管自体の理論質量には管壁断面積π(OD²−ID²)/4を使用します。例の寸法では、それぞれ約5,026.548 mm²と約2,827.433 mm²です。計算目的によって使用する面積が異なります。

理論質量と実際の質量

理論質量は均一な肉厚と密度を仮定します。製造公差、溶接部、塗装、ライニング、腐食などで実際の質量は変わります。購入、吊り上げ、輸送の検討ではメーカー資料とプロジェクト基準を確認し、弁、継手、保温材を別途考慮してください。

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